江戸後期（18C後半頃）
径14.3cm×高さ3.5cm（凡その大きさです）
染付（〈注1〉参照 ）「清朝風山水文」（〈注2〉参照 ）のなます皿5客セットです。
生地は比較的薄く、やや上品な清朝の意匠に影響を受けた作風です。
5客のうち2客に極小のホツ（〈注3〉参照 ）があります（写真参照）。また、5客のうち1客の高台に2箇所カケがあります（写真参照）。その他の状態は良好です。
「古伊万里染付図譜」に類品が掲載されています（No.474）。

〈注1〉染付 : 白素地に呉須（酸化コバルト）で絵付をし透明釉をかけた、模様が藍青色に発色する陶磁器。
〈注2〉山水文 : 岩山に家屋、海に遠山など自然な風景を描いた模様。中国の水墨画に由来する。
〈注3〉ホツ : 一見分からない位のごく小さなカケ。

参考文献
「古伊万里染付図譜」むげん出版

《この商品の状態》　A〜Ｂランク
Ｓランク：新品・未使用品・未使用同等品。

Ａランク：僅かに使用感はあるがとても綺麗な品。

Ｂランク：使用感はあるが時代を経た物としては良い状態、十分ご使用いただける品。

Ｃランク：使用感が目立つが、ご使用いただける品。

Ｄランク：参考品。使用するには、金接ぎなど直しが必要な品。

※古い物は現代の品物とは違って規格が揃っておらず、窯キズ（窯から出る前にできた、降りものや成形の不完全さによる欠点。古い陶磁器の場合一般にはキズとみなさない。場合により景色として喜ばれたり、欠点として減点の対象となったりする。）があることもあります。キズを含めた状態はできる限り詳細に記載しておりますが、写真もあわせてご参照ください。