幕末〜明治期頃
径11.9cm×高さ2.3cm(凡その大きさです)
色絵(〈注1〉)「瓢箪から駒(〈注2〉)」文の小皿3客セットです。
見込に「菖蒲(〈注3〉 )文」、その廻りに「瓢箪」「駒(馬)」が描かれています。
使用による擦れがあり、色絵が薄くなっている部分があります。割れ、欠けなどの傷みはありません。
〈注1〉色絵 : 釉薬をかけて焼いた陶磁器に、赤・緑・黄・紫・青などの上絵付をして、低火度で焼き付けたもの。
〈注2〉瓢箪から駒 : 中国の代表的な仙人の一人である張果老は、白い驢馬に乗り、休む時は驢馬を紙のように折りたたんで巾箱にしまい、乗る時は水を吹きかけて驢馬に戻したという逸話が、日本では瓢箪から駒(馬)がでるという話に変化した。
〈注3〉菖蒲 : 端午の節句には菖蒲などの薬草を厄除けに用いていたが、菖蒲と尚武(武道・武勇を重んじること)が同じ読みであり、菖蒲の葉の形が剣を連想させることなどから端午の節句には男子の成長と健康を祈る様になった。
《この商品の状態》 Bランク
Sランク:新品・未使用品・未使用同等品。
Aランク:僅かに使用感はあるがとても綺麗な品。
Bランク:使用感はあるが時代を経た物としては良い状態、十分ご使用いただける品。
Cランク:使用感が目立つが、ご使用いただける品。
Dランク:参考品。使用するには、金接ぎなど直しが必要な品。
※古い物は現代の品物とは違って規格が揃っておらず、窯キズ(窯から出る前にできた、降りものや成形の不完全さによる欠点。古い陶磁器の場合一般にはキズとみなさない。場合により景色として喜ばれたり、欠点として減点の対象となったりする。)があることもあります。キズを含めた状態はできる限り詳細に記載しておりますが、写真もあわせてご参照ください。