径19.0cm×高さ3.2cm(凡その大きさでます。)
裏面の広大中央部に二重の枠線内に「冨」がかかれており、有田瀬戸内富右衛門窯の明治〜大正期の作品であることがわかります(〈注1〉)。
中央には桃(〈注2〉)が描かれ、放射状に仕切られた部分には梅と何かの植物が描かれています。
色絵の皿ならではの華やかさがあります。
状態は良好で傷みはありません。
〈注1〉「近現代肥前陶磁器銘款集」(No.80)。
〈注2〉桃 : 中国では長寿をあらわすものとされ、日本では「古事記」に「イザナギノ命」が桃で悪鬼を追い払ったという神話があり、悪鬼を払う霊果とされる。
参考文献
「古伊万里の模様」理工学社
「近現代肥前陶磁器銘款集」佐賀県立九州陶磁文化館
《この商品の状態》Aランク
Sランク:新品・未使用品・未使用同等品。
Aランク:僅かに使用感はあるがとても綺麗な品。
Bランク:使用感はあるが時代を経た物としては良い状態、十分ご使用いただける品。
Cランク:使用感が目立つが、ご使用いただける品。
Dランク:参考品。使用するには、金接ぎなど直しが必要な品。
※古い物は現代の品物とは違って規格が揃っておらず、窯キズ(窯から出る前にできた、降りものや成形の不完全さによる欠点。古い陶磁器の場合一般にはキズとみなさない。場合により景色として喜ばれたり、欠点として減点の対象となったりする。)があることもあります。キズを含めた状態はできる限り詳細に記載しておりますが、写真もあわせてご参照ください。