径20.6cm 皿  青磁染付 松竹梅文様  5客セット 1800年〜1840年頃

価格: ¥55,000 (税込)
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径20.6cm×高さ3.4cm(凡その大きさで、個体により幾分誤差があります。)
伊万里では、1637年以降に「青磁」が焼かれるようになります。全体に青磁釉を掛け、その一部分の青磁釉を抜いてそこに染付をするものを「青磁染付」と言いますが、この皿のように側面だけに青磁釉を掛けた「青磁染付」は18世紀中葉から現れるようです。
側面の放射線状の模様は、型打ち成形(〈注1〉参照 )で表しています。
染付の図柄は縁起の良い「松竹梅」です。
伝統的な図柄ではありますが、適度に余白がありシンプルなデザインで、和洋様々な料理とマッチしそうです。

5客の内1客に窯キズ(タチの様に見えますが、釉薬が掛かっており、窯出し後のキズではありません)があり、同じ物の高台に小さなカケ(〈注2〉参照 )があります。

窯の中で製品が癒着することを防ぐために敷かれた「目砂」が高台に少し残っています。
釜の中で製品がへたることを防ぐための「ハリ」をとった跡(「目跡」)が高台内にあります。
窯の中で灰の降った跡が見込み付近に所々あります。

その他には傷みは無く、使用感も殆どありません。

箱が付きます。

〈注1〉型打ち成形 : 轆轤によって引いた皿などを、柔らかいうちに型にかぶせて叩き型の模様をうつしとる成形法。
〈注2〉カケ : 口辺や高台など一見して分かる程度欠けている状態。

参考文献
「柴田コレクション総目録」九州陶磁文化館
「古伊万里の見方」シリーズ1 種類 九州陶磁文化館
「古伊万里の見方」シリーズ2 成形 九州陶磁文化館
「古伊万里の見方」シリーズ4 成形 九州陶磁文化館


《この商品の状態》Aランク
Sランク:新品・未使用品・未使用同等品。
Aランク:僅かに使用感はあるがとても綺麗な品。
Bランク:使用感はあるが時代を経た物としては良い状態、十分ご使用いただける品。
Cランク:使用感が目立つが、ご使用いただける品。
Dランク:参考品。使用するには、金接ぎなど直しが必要な品。
※古い物は現代の品物とは違って規格が揃っておらず、窯キズ(窯から出る前にできた、降りものや成形の不完全さによる欠点。古い陶磁器の場合一般にはキズとみなさない。場合により景色として喜ばれたり、欠点として減点の対象となったりする。)があることもあります。キズを含めた状態はできる限り詳細に記載しておりますが、写真もあわせてご参照ください。


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