明治期頃
口径12.9cm×高さ11.9cm(凡その大きさです。)
九谷焼(〈注1〉参照 )赤絵(〈注2〉参照 )の盃洗(〈注3〉参照 )です。
僅かに擦れた所がありますが使用感は少なく、割れ欠け無く、状態は良好です。
〈注1〉九谷焼 : 石川県南部地域で生産される色絵の焼物。17世紀に加賀前田藩の支藩である大聖寺藩初代藩主前田利治がその地で陶石が発見されたのを機に焼せたのが始まり。いわゆる「古九谷」がこの地で焼かれたのか肥前有田で焼かれたのか論争があり、また、「古九谷」が50年ほどで突如消滅するなど謎めいている。江戸時代後期に復興され、現在に至るまで色絵磁器の代表的な焼物。
〈注2〉赤絵 : 器全体に赤い絵の具を用いて描き込みされたもの。「細描」と呼ばれる細かい絵付けと「金」の装飾も施される。
〈注3〉杯洗 : 酒席で杯をやり取りする際、杯を洗いすすぐために水を入れておく器。今では本来の目的で使われることはほとんど無くなりました。コンポー・盛器・花器などに転用できます。
《この商品の状態》 Aランク
Sランク:新品・未使用品・未使用同等品。
Aランク:僅かに使用感はあるがとても綺麗な品。
Bランク:使用感はあるが時代を経た物としては良い状態、十分ご使用いただける品。
Cランク:使用感が目立つが、ご使用いただける品。
Dランク:参考品。使用するには、金接ぎなど直しが必要な品。
※古い物は現代の品物とは違って規格が揃っておらず、窯キズ(窯から出る前にできた、降りものや成形の不完全さによる欠点。古い陶磁器の場合、景色として喜ばれたりするこもあり、完成後にできた一般なキズとは区別される)があることもあります。品物の状態はできる限り詳細に記載しておりますが、写真もあわせてご参照ください。