明治期頃
径24.3cm×高さ8.4cm(凡その大きさです)
色絵(〈注1〉参照 )「花唐草(〈注2〉参照 )文」の大鉢です。
裏の模様も「花唐草」模様のようです。
赤地(又は緑地)に金で表現された唐草は18世紀中頃から現れ、19世紀以降になるとこの鉢のような突起の間隔が狭い羊歯状の表現になります。
ワレ、カケの様な傷みは無く、良好な状態です。使用により裏の色絵にかすれた部分がありますが、内側はほとんど擦れはありません。
〈注1〉色絵 : 釉薬をかけて焼いた陶磁器に、赤・緑・黄・紫・青などの上絵付をして、低火度で焼き付けたもの。
〈注2〉唐草 : 曲線状に蔓(つる)を表した文様。伊万里磁器には花を伴う「花唐草」、蛸の足のように突起がある「蛸唐草」、蔓を省略された連続模様の「みじん唐草」など様々なパターンがある。
《この商品の状態》 Aランク
Sランク:新品・未使用品・未使用同等品。
Aランク:僅かに使用感はあるがとても綺麗な品。
Bランク:使用感はあるが時代を経た物としては良い状態、十分ご使用いただける品。
Cランク:使用感が目立つが、ご使用いただける品。
Dランク:参考品。使用するには、金接ぎなど直しが必要な品。
※古い物は現代の品物とは違って規格が揃っておらず、窯キズ(窯から出る前にできた、降りものや成形の不完全さによる欠点。古い陶磁器の場合、景色として喜ばれたりするこもあり、完成後にできた一般なキズとは区別される)があることもあります。品物の状態はできる限り詳細に記載しておりますが、写真もあわせてご参照ください。