江戸後期
口径5.2cm×高さ5.8cm
外面に三方の窓に薊(あざみ)文が描かれ、口縁内側に四方襷文が描かれた「のぞき」(小猪口(※1)5客セットです。薊は18世紀後半頃に多く使われた模様です。
窯の中で灰が降った跡があり、釉薬の切れた箇所と高台にアレがあるものがあります(写真参照)。割れや欠けなどの傷みはありませんが、色絵が薄くなっている箇所が在ります。
※1 のぞき(小猪口) : 本来は「酢」「醤油」などの調味料入れ。「珍味入れ」や「ぐい呑み(酒盃)」に転用できる。
参考文献
「別冊太陽 そば猪口事典」平凡社
《この商品の状態》 Bランク
Sランク:新品・未使用品・未使用同等品。
Aランク:僅かに使用感はあるがとても綺麗な品。
Bランク:使用感はあるが時代を経た物としては良い状態、十分ご使用いただける品。
Cランク:使用感が目立つが、ご使用いただける品。
Dランク:参考品。使用するには、金接ぎなど直しが必要な品。
※古い物は現代の品物とは違って規格が揃っておらず、窯キズ(窯から出る前にできた、降りものや成形の不完全さによる欠点。古い陶磁器の場合一般にはキズとみなさない。場合により景色として喜ばれたり、欠点として減点の対象となったりする。)があることもあります。キズを含めた状態はできる限り詳細に記載しておりますが、写真もあわせてご参照ください。